Forex Weekly Report 2024 WN15(4/8-12)

どうも皆さん、KOZIです。

昨日ですが、34年ぶりの円安を更新しました。
ユニクロの柳井会長やローソンの竹増社長がコメントしていますが、私も同じであり今回の円安はネガティブです。さらに『実質賃金23カ月連続減』というニュースもあり、国民生活はダブルパンチの状況です。他に『訪日客「旅費も食費もフィリピンより安い」』という記事も見かけました。
そんな状況の中で岸田総理は訪米してご満悦なようで、危機感の欠片も感じられませんね。今こそ色んな意味で平和ボケした日本人は立ち上がる時ではないでしょうか。

それでは今週のマーケットを振返っていきましょう。
ちなみに要人発言が多いのがポイントです。

①市況データ

OPEN HIGH LOW CLOSE 前週比
USD/JPY 151.546 153.384 151.545 153.210 160.3 / 1.06%
EUR/JPY 164.234 165.174 162.272 162.964 -127.0 / 0.77%
EUR/USD 1.08343 1.08850 1.06224 1.06384 -197.6 / 1.82%
GBP/USD 1.26211 1.27094 1.24267 1.2445 -192.3 / 1.52%
ドル指数(USDX/DXY)  104.292 106.109 103.880 106.013 172.7 / 1.66%
10年債利回り(US10Y)   4.414 4.593 4.342 4.526 0.122 / 2.77%
日経平均 39391.98 39774.82 39065.31 39523.48 531.47 / 1.36%
NYダウ 38916.42 39013.20 37877.30 37983.25 -920.80 / 2.37%
S&P500 5211.37 5224.81 5107.94 5123.40 -80.95  / 1.56%
WTI原油先物 85.87 87.60 84.58 85.40 -1.27 / 1.47%
金(US$/OZ) 2329.44 2431.78 2303.09 2343.29 13.71 / 0.59%

出典:TradeView(通貨レートはFXCM、株価指数/商品はTVC or Yahoo! finance)

 

②各種指標・イベント

今週の主な経済指標結果・要人発言

8
(Mon)
重要な指標は無し
◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇
【シカゴ連銀 グールズビー総裁】
いつまで景気抑制的な政策を維持したいのか、注意が必要だ。その水準に長くとどまれば、失業率は上昇し始めるだろうと述べた。
9
(Tue)
重要な指標は無し
◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇
【前セントルイス連銀総裁 ブラード氏】
現状では恐らく連邦公開市場委員会とパウエル議長の発言を額面通り受け止めるべきだ。現時点で彼らの最も有力な予測は引き続き今年3回の利下げで、それが基本シナリオだ。経済は非常に力強く、政策は極めてうまくいっており、米金融当局にとって多くの面で正しい方向に事態が展開していると述べた。
【アトランタ連銀 ボスティック総裁】
米経済と労働市場の根強さを強調しながらも、労働市場に弱さの兆候が見られれば、現在の予想よりも早い段階でのさらなる利下げを検討することになるだろう。リスクは均衡していると私はみており、米経済が極めて堅調で力強く、強靱なことを考えると、利下げがさらに遠のく可能性も除外できない。しかし、労働市場に大きな痛みが生じることを示唆する別のシグナルが出始めたら、政策スタンスを変更し、おそらく利下げを早めることに私はオープンだと語った。
10
(Wed)
ニュージーランド RBNZ政策金利発表>結果:5.50%/予想:5.50%/前回:5.50%
米国 消費者物価指数 (前年比)(3月)>結果:3.5%/予想:3.4%/前回:3.2%
米国 消費者物価指数 (前月比)(3月)>結果:0.4%/予想:0.3%/前回:0.4%
米国 コア消費者物価指数 (前年比)(3月)>結果:3.8%/予想:3.7%/前回:3.8%
米国 コア消費者物価指数 (前月比)(3月)>結果:0.4%/予想:0.3%/前回:0.4%
カナダ BOC政策金利発表>結果:5.00%/予想:5.00%/前回:5.00%

◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇
【バイデン大統領】
年末までに利下げが行われるとの予想を堅持すると述べた。
【シカゴ連銀 グールズビー総裁】
今年最初の3カ月は間違いなく悪化している。まだ少し道のりはあるが、昨年よりもトレードオフが多くなりそうな地点に至りつつあると述べた。
【リッチモンド連銀 バーキン総裁】
われわれはかなり前進していると思うが、そこに至るのがいかに容易であるかについては謙虚である必要があると語った。
11
(Thu)
EU圏 ECB政策金利発表>結果:4.50%/予想:4.50%/前回:4.50%
米国 生産者物価指数 (前月比)(3月)>結果:0.2%/予想:0.3%/前回:0.6%
米国 コア生産者物価指数 (前月比)(3月)>結果:0.2%/予想:0.2%/前回:0.3%
米国 新規失業保険申請件数>結果:211K/予想:215K/前回:221K
◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇
【イングランド銀行金融政策委員会(MPC) グリーン委員】
賃金上昇やサービスインフレなどの指標がMPCの予測に沿って低下しているため、インフレが持続するリスクは後退している。しかし、インフレ率は他の先進国、特に米国よりも高いままだ。私の見解では、英国の利下げもまだ先のことだ。英経済は、労働市場の逼迫とエネルギー価格による貿易ショックの二重苦に直面している。従って、インフレ持続の脅威は米国におけるよりも大きい。しかし、金利に関する市場の価格設定ははこれを反映していないと語った。
【ECB ラガルド総裁】
実のところ、4月に入手した限られたデータだけを基に十分な確信を持つメンバーも数人いた。その後、6月にさらなるデータを入手した時点で確信を強める必要があるとの大多数のコンセンサスに集約することに合意したと述べた。
【ニューヨーク連銀 ウィリアムズ総裁】
ごく近い将来に政策を調整する明確な必要性はない。データをさらに集める中で、インフレ率が2%に戻りつつあるという確信を得られたかどうかを評価できるだろう。米経済はより良いバランスの達成、および当局の2%インフレ目標到達に向けて大きな進展を遂げてきた。しかし、当局の2大責務の完全な整合はまだ見られていない。景気が予想通りに進展すれば、抑制的な政策の緩和を年内に開始し時間をかけて段階的に進めるのが理にかなうことを示唆していると語った。
【リッチモンド連銀 バーキン総裁】
われわれはまだ、望んでいる状況に達していない。より長期的な道筋は、われわれが正しい方向に向かっていることを示唆している。時間をかけることが賢明だろう。高インフレの環境にはないが、インフレ目標よりは高いという状況が続いていると語った。

12
(Fri)
英国 国内総生産 (前月比) (2月)>結果:0.1%/予想:0.1%/前回:0.3%
米国 ミシガン大学消費者信頼感指数 (4月)>結果:77.9/予想:79.0/前回:79.4
米国 ミシガン大学期待インフレ率 (4月)>結果:3.1%/予想:2.9%/前回:2.9%
◇―――――◇―――――◇―――――◇―――――◇
【ギリシャ銀行 ストゥルナラス総裁】
今や別の道筋をたどるべき時だ。ユーロ圏と米国の状況は全く異なる。米国の需要ははるかに力強く、それはおおむね予算のプッシュから生じているが、欧州はそうではない。ユーロ圏のインフレは需要サイドでも賃金でもなく、サプライサイド主導だ。欧州、そしてドイツでも回復の最初の兆しが見える。これら回復の最初の芽を摘んでしまいたくないと述べた。
【エストニア中銀 ミュラー総裁】
ユーロ圏の全般的な物価上昇は減速のペースを速めており、それが利下げの可能性を高めている。ただ、利下げを決定する前に、サービス価格と平均賃金の伸びについて減速傾向が続くのか、もう少し確認したい。域内経済はまだ弱く、今後のインフレ減速はこれまでほど順調には進まないだろう。今後数カ月で一時的にインフレが加速しても驚くべきではないと述べた。
【カンザスシティー連銀 シュミッド総裁】
政策決定者は先手を打って政策を調整するのではなく、利下げの前にはインフレ率が2%に戻るという明確かつ説得力ある証拠を待つべきだ。インフレ率が目標を上回って推移し、経済成長が引き続き勢いを見せ、さまざまな資産市場で価格が上がっている中で、現在の金融政策のスタンスは適切だ。この最近のデータは、インフレ率が持続的に2%に戻る道筋にあるという明確で説得力ある証拠を待つ間、金融当局は忍耐強くあるべきだという私の考えを裏打ちしていると語った。
【サンフランシスコ連銀 デーリー総裁】
インフレ率を目標とする2%に向かう軌道に乗せるため、行うべきことはまだ多くある。利下げ実施の緊急性は全くない。インフレが正しい方向に進んでいると確信できるようになるまで、米金融当局にはやるべきことが多くある。われわれのコミットメントは変わらない。可能な限り緩やかに物価安定を回復させ、その軌道に乗っていると完全に確信できるまで政策スタンスを維持すると述べた。
【アトランタ連銀 ボスティック総裁】
2024年は年末にかけて1回の利下げが実施されるというのが私の見通しで、経済成長は続くと予想している。インフレ率は下がり続けるが、多くの人が望むよりもずっと緩やかなペースになると述べた。
【ボストン連銀 コリンズ総裁】
インフレの高止まりと労働市場の底堅さを踏まえると、目先に利下げに踏み切る切迫性はない。健全な労働市場とともに、インフレは低下し続けるという私の基本的な見通しに変更はない。最近発表された高めのインフレデータが一時的な振れなのか、一段と懸念すべきものなのかを判断するのは時期尚早だと述べた。

 

③トレード

青色・中央縦線の左側が先週のチャートで、右側が今週のチャートです。
青色・横線は今週の始値です。
紫色の囲い部分は先週の高値安値を表してます。
今週のチャート上にあるクロス線は上記の囲い部分の対角線を今週へシフトしたものです。
記事中では下から右へ上がる線を上弦、上から右へ下がる線を下弦と表してます。
また右にシフトしたものを中段、同じ幅で上下配置したものは上段・下段としています。
上弦・下弦の線が交差する地点をクロスポイントと称します。
白の✓はIN(エントリーポイントもしくは注文)、✕はOUT(エグジットもしくは手仕舞い)です。
✓の大きさが異なることがありますがロットの量を表してます。週引けの縦線にある薄い白色は先々週以前に保有しているポジションです。

USD/JPY_1H今週はノートレードでした。悪い円安が続いていますが、このまま進めば介入もあり得るというか週末にアクションの可能性もあるので週明けは注意が必要ですね。

EUR/USD_1H今週は火曜の夜に先週高値で売りをしけたのみです。CPIの結果は予想できていたのでタイミングとしては良かったですね。後はいつ利確するかは週明けの状況で判断したいと思います。

GBP/USD_1Hユーロドルで仕掛けていたのでポンドルはノートレードでした。先週の高値は更新し、1.27の節目で抑えられた形です。CPI後に先週仕掛けたサポートラインまで急落し、一時的に支えていましたが金曜にドル高が加速し-0.75ラインまで落ちて週引けとなっています。英国の情勢によってはEUと同じような道をたどることも有り得そうですね。

BTC/JPY_1H

ここ最近は週単位で上がったり下がったりを繰り返しています。1,000万を超えてから安定はしているように伺えます。
今週の気になったニュースですが、先週に続きソニー銀行が注目されています。
ソニー銀行が「いまだかつてない」デジタル資産市場をつくる
資産運用商品にデジタルを組み合わせる事で、預金を投資にシフトさせる思惑のようですね。
これはソニー銀行だけではなく金融業界全般が同じですが、デジタルコンテンツはソニーが強いので見守りたいですね。

以上が今週のリポートです。
もし他に取り上げて欲しい通貨がありましたらコメント頂ければ検討いたします。

 

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それではアデュー♪

 

当ブログの内容は正確性・適切性・完全性を表明又は保証するものではありませんので、投資に関してはご自身のご判断で宜しくお願いいたします。

 

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