R6.7.26-28 京阪3Daysアクション「パレスチナに自由を」

イスラエルのネタニヤフ首相は米議会の演説で、イスラム組織ハマスの軍事・統治能力を破壊し、拘束された人質全員を取り戻すまで「イスラエルは戦う」と宣言した。しかしながら、パレスチナではイスラエルによる軍事作戦で多くの民間人が犠牲となり、国際世論もイスラエルに対して厳しい目を向けている。
そのような残虐的な行為をするイスラエルに対して、大阪・京都の市民団体が連日声を上げた。

令和6年7月26日(金)、大阪にて市民団体「ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)」がワンデーアクションを実施した。当日はイスラエルと協力および取引する企業へ抗議活動を行い、同日18時からは大阪市役所前から米国領事館を通り西梅田公園までデモ行進を行った。

「虐殺やめろ!子供を殺すな!」
「封鎖をやめろ!占領やめろ!」
「フリーフリー・パレスタイン! フリーフリーガザ!」
「ボイコット・イスラエル!」
シュプレヒコールを上げながら沿道の方々へ訴えた。当時は帰宅中の会社員などが多く、何事か驚くようにデモ隊を見つめていた。筆者も撮影時に、どのようなデモか尋ねられたぐらいだ。
夕方とはいえ30度を超える気温の中、デモの参加者60名弱は大阪の中心街を通り、終着の公園まで1.6㎞を行進した。

大阪市役所から出発するデモ隊

米国領事館前で懸命に抗議するデモ隊

プラカードを掲げ沿道の人達へアピールする参加者

続いて翌27日(土)に京都で市民団体「イスラエルはジェノサイドをやめろ!京都」によるデモ行進が行われた。
同団体は令和5年10月29日より毎週土曜日に開催しており、今回のデモで40回目となる。
時刻は15時、晴天で暑さ厳しいなかではあるが、京都市役所に関西一円から150名もの方が集まった。
集合場所ではデモ内容の説明や各種スピーチが行われた。

15時半よりデモ隊は市役所を出発し、河原町通を南下して終着の仏光寺公園までの1.25㎞を行進した。
河原町商店街の通りは国内外の観光客が多く、デモ隊に注目が集まった。

デモ隊を見つめるライダー。

パレスチナ国旗を掲げ歩く少女。

続いて28日(日)には同じく京都で市民団体「第三次世界大戦を阻止する市民の会」の呼びかけでデモ行進が行われた。
昼下がりで、最高気温は38.3度の厳しい環境の中、懸命に訴えた。

前日と比較すると参加者は11名と少数ではあるが、筆者は力強い意志を感じた。デモは人数が多ければ、それだけ注目を浴びやすくはなる。しかしながら、主張が民衆へ届くかは別である。同行して沿道の方々を観察していたが、前日以上に大衆の眼差しはあった。

「イスラエルは侵略やめろ!イスラエルは占領やめろ!」
「パレスチナを解放するぞ!パレスチナに連帯するぞ!」
「世界大戦阻止するぞ!インティファーダ・インティファーダ!」
シュプレヒコールをあげて京都市役所ー河原町仏光寺間を往復し、2.4㎞の道のりを行進した。

京都市役所から出発するデモ隊。

四条河原町の交差点では多くの方から注目が集まった。

河原町仏光寺交差点でUターンするデモ隊。

四条河原町で観光していた小さな女の子もデモ隊を見つめた。

三条通でパレスチナ国旗を掲げるデモ隊。

終着の京都市役所前の交差点、酷暑であったが最後まで歩き通した。

連日のデモ活動に同行し、イスラエルに対する市民の注目が集まっているのは言うまでもない。
しかしながら、今もパレスチナ人の犠牲者は増え続けている。今朝のパレスチナ保健省の発表では、10月7日以来イスラエルによるガザへの攻撃で、少なくとも39,324人のパレスチナ人が死亡し、90,830人が負傷した。
また、死亡者のうち15,000人以上は子供である。
残虐非道な行為をするイスラエルに対して、日本をはじめ国際社会が侵略をやめさせる義務があると筆者は考える。

早期の停戦およびイスラエル・パレスチナ問題が平和的に解決する事を切に願っている。

 

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それでは、また。

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